小平に住む知人から、東久留米の中国料理店「枉駕」が美味しいし、マダムは美人と聞いてから何年も経つ。
たちまち予約なしでは入れない人気店になり、行く機会がないまま日が過ぎた。
その知人から、枉駕の美人マダムが保谷に姉妹店を出したとの情報が入る。
店の名前はLe ADON(レ・アドン)で、薬膳フレンチシノワーズを出すらしい。
薬膳でフランス料理で中国料理って、なんだ?
店のHPを見ると、いつのまにか枉駕は「オーガニック・オウガ」と店名を変え、レ・アドンは美人マダム自らシェフを務めているとのことだ。

(Le ADONのHPより拝借)
オーガニックイコールあまり美味しくないイメージもあるけれど、普段は身体に良くなさそうな物が好きな私には、ぴったりかもしれない。
妻と娘を連れて休日ランチを食べに行く。
私のカーナビはデータが古いので、区画整理された保谷北口は最短距離を表示しないどころか、行き止まりになってしまったルートを教えたりするから、カンに頼って店に到着する。

駐車場は無いので、妻と娘を降ろしてから、200mほど離れたパーキングに車を入れて店に戻る。

狭い店内はぎっしり満席だった。
満席でも10名ほどのキャパだ。
シェフ一人ではこのぐらいが丁度いいのだろう。
2500円のランチコースを頼んで、いつも通りに妻だけオーガニックワインを飲む。
厨房に見えるシェフは確かに華奢な美人だ。

やがて出てきた二品は、私には物足りない量だが、体には良さそうな気がする。


三種の芋のスープ。

シンプルなサラダ。

そしてメインも優し過ぎる味付けだ。

デザートが出るまでにほぼ二時間が経過したから、一人で来ていたら間が持たなかっただろう。

オーガニックコーヒーで締めくくり、実はパワフルな歌声を持つように見えない、華奢で透明感がある美人シェフに見送られて店を出る。

この店は定期的に聖書会もやっているようだ。
酒と不摂生で汚れたオジサンも、少しは浄化されたような気になるランチだったのだ。
「Le ADON」
西東京市下保谷4-1-13
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