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世界遺産が二つある街





この日は世界遺産を4つ見学する、走行距離600kmの超ハードな一日だ。
ポン・デュ・ガールから、約230km離れたカルカッソンヌに向かう。
古代ローマ時代に造られた城塞都市カルカッソンヌには、世界遺産が二つある。
最初にカルカッソンヌ駅近くに流れる、世界遺産ミディ運河の畔を散策する。


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フランスの地図を思い浮かべると、大西洋と地中海の二つの海に面していることがわかる。
鉄道も車も無かった時代は、人や物資を大量に運ぶためには船が使われており、大西洋側から地中海側に行くためにはイベリア半島を回り、ジブラルタル海峡でスペインに通行税を払う必要があった。
そこで大西洋に注ぐガロンヌ川のトゥールーズで水路を分岐し、地中海に繋げる運河の建設が、ルイ14世時代の1666年から国家プロジェクトとしてスタートした。
この運河が完成すれば、移動距離が3,000km短縮でき、スペインに莫大な通行税を払う必要が無くなる。
工事は難航を極め、約30年後の1694年に全長240kmのミディ運河が完成した。
この運河の完成により、流域にあるボルドー、サンテミリオン、ラングドックのワインが飛躍的に伸びたと言われている。


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高低差のある土地に通した人工的な運河だから、途中に水門が設けられ、船の通航を助ける仕組みになっている。


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鉄道の出現によって運河は役目を終え、今では観光船が通るのみだ。



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