美しき日本(互閃)
料理が美味くて、手頃な値段で、純米酒が適度に置いてあって、清潔なのが前提だが、美人女将が居たりするとなお嬉しい。
そんな好みの店が阿佐ヶ谷にはいくつかあるのだが、また一軒裏通りに開店しているのを見つけた。
ここ「互閃」は、男性店主が一人でやっているカウンター割烹だ。

まだ開店祝いが残る真新しい店内は、白木のカウンターが清々しい。

あらかじめ料理は予約してあるので、飲み物のメニューを見てモルツを頼む。
うすはりのグラスで飲むと、美味さが五割増しになるような気がする。

カウンターだけの店は、だいたい店主が一人で調理するから、いつ来ても味がぶれないし、料理の過程が見えるのも楽しい。
食材や調理法を聞けるのも嬉しいのだ。

前菜が出されたところで日本酒を頼む。
宮城の墨廼江からだ。


日本酒は錫のチロリできっちりと一合量られ、酒器に移してから供される。


次の酒も同じく宮城の栗駒山だ。

こんどは陶器の酒器で供される。
和らぎ水のグラスもいい。
店主は以前高円寺で店をやっており、その頃からコツコツと器を集めていたそうだ。


鱧と平目の昆布〆が出たところで、店主から白露垂珠の純米大吟醸をサービスされる。



蔵元の"こずえ"さんから開店祝いで贈られた酒だと言う。
どの酒器も素敵だし、すっかり嬉しくなってきた。
| 中野・高円寺・阿佐ヶ谷 | 00時00分 | comments:8 | trackbacks(-) | TOP↑