いつものように早起きして、ブログを書いたり、新聞を隅から隅まで読んだり、コーヒーをお替りしたり、シャワーを浴びたりしていると、妻が起きてきて、「今夜たけしで
日本酒会があるんだって」と言う。
前夜私が早寝した後に、たけしの補佐役ユータくんから、妻の携帯に電話があったらしいのだ。
白河のばるべにー青年と、つい先日たけしに行った時には、そんな話は聞いていない。
開催前日の夜に、本人ではなくユータが、私ではなく妻に連絡してきたということは、何か引け目があるのだろうか。
妻はダンスのレッスンなので参加できないが、私は酒の誘いなら当日でもOKだ。
詳細を聞くために、たけしが起きた頃を見計らって電話する。
酒の秋山とのコラボで、
日本酒会に初めて参加する客を江古田と石神井から集め、ひやおろしの会を企画したのだが、三日前に思いついたので集客ができていないようなのだ。
江古田から石神井の居酒屋に行くなんて、石神井住民が所沢に出かけるような感覚だろうから、集まる訳無いだろ。
一升瓶を12本用意したが、一人で一升飲めるほどの客しか集まっていないと聞き、飲み友美人を誘って参加を決めた。
そろそろ酒作りが始まるから、蔵元が参加する
日本酒会は今年最後になるかもしれない。

開始予定時間を少し過ぎて入店すると、予想していた通りに集まりが悪い。

体格がいい会津坂下「曙酒造」の御曹司、コーイチくんも来店しているので、ホスト役は天明の会と同じ顔ぶれだ。

一升瓶が並ぶ横のテーブルに席を取る。
陸奥八仙、
上喜元、
秀鳳、天明2種、
仙禽、
琵琶のささ浪、
九郎右衛門、
佐久乃花、
英君、天狗舞、玉川と、ひやおろしがズラリと勢揃いしてワクワクする。

山形の
秀鳳ひやおろしで乾杯し、少人数で贅沢な会がスタートした。

あちこちの
日本酒会に参加しているが、居酒屋たけしの会が飛び抜けてコストパフォーマンスとホスピタリティがいい。
その時々の蔵元の地元から食材を取り寄せ、毎回サプライズの料理が用意される。

鰹のタタキに使った藁は、天明の蔵から送ってもらったのだと言う。
炙りに使用した藁の違いまで、わかる舌を持っていないが、気分的には嬉しい。